フリーランスとして独立した方で、確定申告を忘れる方もいらっしゃいます。フリーランスの方々向けに、確定申告における注意点をお伝えします。申告期限に間に合わない

１．フリーランスであると全てを自分の手で行う必要があります。税理士に依頼しないとなると、当然、確定申告も自らの手で行う必要があります。

「ただでさえ本業で忙しいのに、確定申告に時間を割いていられない、とりあえず後回しにしよう」と後回しにし続けて、気が付くと3月15日を過ぎていたというケースもあります。

納税義務があるにも関わらず、申告期限に間に合わないと、延滞税や無申告加算税等のペナルティを課される可能性があります。通常の税金負担だけでなく、追加負担が生じる可能性があることに注意が必要です。

２．無申告はバレる

「無申告であっても税務署に黙っていればどうせバレないだろう」と思っているフリーランスの方もいるかもしれません。フリーランスの受け取った報酬額に関しては、支払った相手先から支払調書という形で税務署に報酬金額の情報が報告されています。すなわち、税務署はフリーランスの収入を把握しているケースがほとんどです。収入があるにも関わらず、確定申告を行わないとなるとおかしいと思うのは当然でしょう。結果として、税務調査によって無申告がばれるという結末になります。

３．税金が戻ってくる「還付」の可能性

フリーランスの多くの方は、報酬を受け取る際に源泉徴収という形で、支払うであろう税金の一部を天引きされて報酬を受け取っています。

確定申告で納付する税金が確定するのですが、源泉徴収で天引きされた税金よりも、納付税額が少ないと「還付」として税金が戻ってきます。

確定申告を行えば、本来は税金が返ってきたはずなのに、確定申告を行わないばかりに、そのチャンスを逃すというのは非常にもったいないのではないでしょうか。